あなたのインソール選び、大丈夫ですか?

多くの方が靴の中にインソールを入れていると思いますが、良かれと思って入れているそのインソールが原因で身体に不調を起こす場合があります。

私たちの身体は地球の重力によって位置を保つことができます。人間は2本足歩行が可能になったことで手が自由となり、素晴らしい進歩を得ました。
しかし、そのために地面に接している両足裏だけで全身を支えることが必要となったのです。机のように脚が4本あれば簡単に安定することができますが、2本足だけで立つことはなかなか難しいことなんです。

立った時に両足が正しく地面に接していないと、足底が傾いてしまい、さらには骨盤が傾き全身のバランスが崩れてしまいます。それでも立ち続けるために身体の様々な筋肉・骨格が無理をし、身体がねじれたり脚腰や首に痛みが生じたりしてしまうのです。

狭い足裏で正しく立つためには、かかとを中心とした3つのアーチを作って支えることが大切です。
3つのアーチとは、

  • かかと~親指のアーチ
  • かかと~小指のアーチ
  • 親指~小指のアーチ

です。
動かない机は4点での支えが一番ですが、動く必要のある私たちは足裏の3点を軸とした3つのアーチで支えるのが一番いいのです。

 

さて、そこでインソールについて考えてみましょう。
写真1・2のように周りが盛り上がっていたり足の裏に膨らみがあったりして、アーチができにくくなるインソールがあります。これらのインソールでは、3つのアーチによって支える足裏とならず、そのために全身のバランスが崩れてしまうのです。

当院がお勧めするインソールは、写真のようにかかとと親指の付け根、小指の付け根の3点が高くなっており、3つのアーチをしっかりと保つことができます。
このインソールによって地面にしっかりと立つことができ、足裏の傾きが生じなくなります。そして、骨盤の傾きが正され、全身がバランスのよい姿勢となり、身体のねじれや痛みの症状がでなくなるのです。

あなたのインソール選び、見直してください。

足裏が正しい姿勢を保つための土台なんですから。

いとー健向院